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March 14, 2012

White Dayですなぁ。 -fanfiction-

出来れば夕方に読んで欲しいのだけど・・・。
ま、いっか。(笑)


お待たせしました。(待ってない?笑)
本日は、White Day。
皆さん、素敵な午後をお過ごしでしょうか?

Valentines Dayの際にかるーくリクエストが入りましたので(?)
ホワイトデーバージョンを作ってみました。
とはいえ、、、実はホワイトデーって、日本特有のものなのです。
(韓国は、あったかも・・・ですが)
とにかく、アメリカではValentines Dayは、男性が女性に
食事を誘ったり、プレゼントをあげたりする日なので
White Dayたるものは、存在しないのですよ。
ってことで、そういう雰囲気を出しつつ、こんな雰囲気にしてみました(爆)
ワケワカランね・・・(笑)
ま、とにかくだ。
楽しんで頂ければ幸いです。
それにしても毎回思うけど、ホントTibetteネタとなると、捗るわぁ・・・




☆*゚ ゜゚* *+:。.。:+* ゜ ゜゜ ☆*゚ ゜゚* *+:。.。:+* ゜ ゜゜ ☆*゚ ゜゚* *+:。.。:+* ゜ ゜゜ ☆*゚ ゜゚* *+:。.。:+* ゜ ゜゜




誘ったのは、Laurelの方からだった。
『ベニスビーチに、良い場所を見つけたの。』
彼女の運転でドライブする事は、珍しい。
とは言っても、二人きりでのドライブすら、簡単に数えてしまえる程度だが。
サングラス越しに、彼女の横顔を見つめる。
潮風が、優しく髪に纏わり付く。
海へと続く、長い桟橋が白く光る。
つがいのカモメだろうか、縦横無尽に滑空している。

二人で歩く海岸。平日だからだろうか、人も疎らだ。
砂に足元を掬われないように、踏み締めて歩く。
『・・・こっちよ。』
振り向き、手を差し出したLaurelの髪の色が 夕陽に交ざり、赤く光る。
足場の悪さに託つけ、手を握る。
柔らかい指先に自分の指を絡め、目線を上げると
彼女は眩暈がする程、愛らしい笑顔をJenniferに向けていた。
『髪、染めたのね。』
サングラスを外し、そう言うと、彼女は恥ずかしそうに髪をかきあげ笑った。
『意気込み、って とこかな。』
『Parisだったわね。私も行きたいわ。』

握りしめた彼女の手の温もりを感じる。
黙ったまま、砂浜を歩く。
しばらく歩いた先に、小さな丘が見えた。
そこには窪みがあり、周りからは調度そこが死角になっていて
ここからだと海と空しか見えない。

『ここ、子供達が見つけたの。』
そう言って、彼女はその場に腰をおろす。
繋いだ手をほんの少し引っ張るようにして、彼女隣にJenniferを座らせた。
『砂だらけになっちゃうわ。』
結んだ手を解き、付いた砂を両手で払う。
風が思うような方角に向かわず、顔に髪が纏わり付く。
思わず顔をしかめると、Laurelが笑顔で髪をなぞってくれた。
『景色、いいでしょ?』
目線を彼女から外し、海を見る。
聞こえるのは潮騒と、彼女の甘い声だけ。

『綺麗ね・・・。』
切なさが、自然と胸に広がる。
二人だけの世界が、もしもこの世に存在するなら・・・
バカな事を考え、目頭を拭うと Laurelは不思議そうに尋ねた。
『泣いてるの?』
『泣いてないわ。砂風が目に入っただけよ。』

潮騒が二人を包む。
無限に広がる地平線を、ただじっと見つめる。
久しぶりに感じる、静かな時間の経過。
心の波風が穏やかになってゆくのを、Jenniferは肩に触れる温もりと共に感じていた。


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pikasama69 at 15:11│Comments(8) Real Tibette?! 

この記事へのコメント

1. Posted by すみれちゃん   March 14, 2012 22:01
久しぶりにお邪魔させていただきます
なんたって、Pikariさんの妄想小説ですからっ!

静かな時間、二人だけの時間……いいですねぇ
何を話すわけでもない、特別な言葉がいる訳でもなく、二人の時間が過ぎていくんですね。
ローレルは、個展を目前にした情熱と緊張ではちきれそうな心を、ジェニファーとの時間でしっとりと落ち着かせ、整えているのでしょうね。
ジェニファーは、一緒に行ってローレルを支えてあげたいのに、それができないもどかしさで涙があふれているのでしょうか?
ビーチで寄り添う二人・・・いいなぁ・・・

それにしても、ビーチのローレルの隣には、Mikiさんがいそうな気がしてしみ、ちょっぴり困惑してますぅ
2. Posted by pikari   March 15, 2012 00:56
5 すみれちゃんさん

お久しぶりですお元気でしたか?
カキコミ有難うございます

妄想小説、相変わらず楽しみにしてくださり、有難うございます
ふふふ。早速妄想小説から広げて下さり、嬉しいです。
そう、今回はあえて多くを語らず、特別に膨らみを持たせて作ってみました。
そして、少し切なく、静かな空間を作りたかったんです。
・・・別に私的になにかあったわけじゃないんですけどね(爆)
あ、御心配なく。カノとは仲良くやってますwwww

たまにいらっしゃるんですよー。blogを長期にお休みしたりすると
まさか、カノさんと何かあったのでは?
と心配してくださる人が。有難いですね〜

アハハハ。声を出して笑っちゃいましたwww
Laurelの隣にはMikiの存在(爆)(爆)(爆)
実は、私もそれは書きながらちょっと思っちゃいましたw
でもね、あえてそれを払拭したかったってのもあったんですよ(爆)
いやぁ、、彼女達は親友ですけどね・・・多分。(爆)
3. Posted by matu   March 15, 2012 19:40
今晩は

ねぇ、pikariさん。(また呼んでる、笑)
これはちょっともう、なんか堪んないですね。私には。。
私ね、こんな風に過ごしたいんですよー。ホワイトデーとか。(シツコイ、爆)
読み始めて、ベニスビーチの文字を見た瞬間、絶対好きな話だって確信してました
読み終えて、、本当に好きです。
景色、時間、笑顔、涙、手、声、温もり、想い・・・
髪を染めたのは意気込みっていうのも好きだなぁ
とにかく、全部大好きです

pikariさん達のホワイトデーはどうでしたか?
地震のニュースを見て少し心配しました。
4. Posted by pikari   March 16, 2012 00:58
5 matuさん

今晩は、matuさん
カキコミ有難うございます

ん?ナニナニ?呼んだ?
わー。気に入って下さったようで嬉しいです
私もこういう何気ないけれど、2人には特別な時間であり、普通でありたい
時間っていうのが凄く好きなんですよね。
何も愛情表現はSexだけじゃないですもんね
あーなんかmatuさんとは、好きな映画が被りそうな気がする

おー、ご心配して頂き、有難うございます嬉しかったです。
ホワイトデー(笑)2人で焼肉食べてましたwwww
しかもその焼肉屋で地震が来まして。結構揺れてるねぇなんて言いながら
我が家のネコを心配しておりました。
あの大震災も1人で頑張った、我が家のニャン。
(帰ってきたら涙目で訴えたんです。怖かったって
あれ以来、地震がとっても怖いものになってしまったので
出来る限り傍にいてあげたいのだけど、家にいない時に地震が来るって
結構多いんですよねぇ(T∀T)
まだまだ怖い噂が多いですからね。防災意識高めにしつつ、日々後悔のないように
笑って過ごしたいと思います。
matuさんも、気をつけてね★
5. Posted by TAB   March 20, 2012 00:26
書いてくれたんですね!!!
ありがとうございます

ホワイトデーって日本だけなんですね
またどこぞやの企業が儲けようと作ったな

でまんまとのっかる日本人
単純やなー

ホワイトデーなにしよったかなー。なにもしてないか(笑)



今回のお二人ちょっと大人な感じですね
ゆっくりとした時間を二人ですごす・・・。

しかも海とかいいですねー。
サンセットなんか最高やないですか

だけど波打ち際に座ってたら小さい虫が足チクッとか
刺したりするんですよねー

でJennifer痛いわ!とか言って帰りそう
って、んなわけないか(笑)

二人で砂のお城とか作ってほしいな


あー海行きたい!砂にまみれたい!!!
6. Posted by pikari   March 21, 2012 00:21
5 TABさん

ハーイ(^ー^)/ 書いちゃいました(笑)
こちらこそ、感想有難うございます

そうなんですよ、ホワイトデーは日本(と韓国?)だけみたい。
しかも女の子から、なんて行事はなさそうですねwww
そう、どこぞの企業が発端となって、定着したみたいですよ。
だから、もし私たちがLaurel宛てにチョコを送ったら、笑われちゃうかもね(笑)

ハハハTABさんったら現実的ですなぁ。
虫がチクッと、って(笑)
ま、私はベニスビーチで暗闇の中、砂を持って帰りましたけど(爆)
ベニスの砂は本当にサラサラで、とっても触り心地の良い砂でした。
裸足になったら気持ち良さそうだなぁって、思いましたが
虫・・・いるのかな?(^▽^;)

砂の城( ̄ー ̄)いいっすねぇ。
切ない篇で妄想が膨らみそうな、そのタイトル。
月明かりに光る、砂の城、彼女の影、みたいな?(〃▽〃)ウホホ
とりあえず、私たちは桂浜でmatuさん探しでもしてみますか(爆)
7. Posted by yjun   March 25, 2012 18:27
またまた、特別バージョン妄想小説ありがとうございます!

こんなに穏やかな日を特別な人と過ごせたら、最高ですよね

Jenniferが切なくなる気持ち、わかるなー。

こういう話大好きです
エロも好きですけど(笑)
添付の写真もステキですね。

Jenniferの部分を自分に置き換えて楽しんでます
8. Posted by pikari   March 26, 2012 00:27
5 yjunさん

いえいえ、こちらこそ、楽しみにしてくださり有難うございます

そうですねー。穏やかな時間、日常にある、2人だけにとっては
ほんの少しの『特別』がどれだけ幸せなことか・・・。
2人を妄想すると、より感じますよね(笑)

有難うございます(*・∀-)
添付写真は、相変わらずそこいら辺で貰ってきた画像なんですが(爆)
私の中に見えている景色に似た画像を探すのって、結構楽しいです♪

うぉっとJenniferをyjunさんに代えて妄想
高度な妄想だ(爆)(爆)(爆)
私も、やってみようかしら
私はいつも、カメラマンになった気分で2人を映しているので★

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